GX-ETS(GX Emissions Trading System)は、日本の排出量取引制度です。GXリーグの枠組みのもとで段階的に整備され、2026年4月から本格稼働、2026年度に対象企業の排出量取引が義務化されました。2033年度には発電部門に有償オークション(排出枠を買い取る方式)が導入される予定です。これはEU ETSが早期に進めた「発電の有償化」を、日本が約20年遅れで追う構図です。

制度設計の本体はキャップ・アンド・トレードで、EU ETSと同じ系譜にあります。発電部門への炭素価格が強まると火力の発電コストが上がり、卸電力市場の価格上昇・変動拡大を通じて系統用蓄電池の裁定機会に効いてきます。日本のカーボンプライシングはGX-ETSに加え、2028年度開始予定の炭素賦課金と組み合わせて導入される計画です(カーボンプライシング参照)。詳しくは解説 EU ETS と日本の GX-ETS を参照してください。