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蓄電池IRRシミュレーター

系統用蓄電池プロジェクトの IRR・NPV・ペイバック期間 を、収益を単純加算する簡易モデルで概算します(無料)。容量市場・需給調整市場・スポットアービトラージ の収益を入力でき(需給調整は既定値なし)、楽観・標準・悲観 の 3 シナリオを並列計算します。 ブラウザ完結 (ログイン不要)、入力データはサーバー送信なし、CSV エクスポート対応。

※ 既定値と出所
・容量市場対価: OCCTO「容量市場メインオークション約定結果」を data.eic-jp.org がエリア値から約定容量で加重平均した全国値(対象実需給年度 2024〜2029 の 6 年度分)から、 標準=中央値 10,600.55 円/kW(6 年度の中央 2 値の平均で、どの年度の値そのものでもありません)、 楽観=最大 14,137 円/kW(対象実需給年度 2024)、 悲観=最小 3,737.14 円/kW(対象実需給年度 2025)。 参考: 直近の実施回(対象実需給年度 2029)の全国値は 13,908.57 円/kW。 全国値は OCCTO が公表した全国値ではなく、エリア値からの加重平均です。 「対象実需給年度」は供給力を提供する年度で、メインオークションはその 4 年前に実施されます。
全国加重平均の全 6 年度(中央値 10,600.55 円/kW の計算に使った値)
対象実需給年度円/kW既定値での扱い
2024 年度14,137楽観=最大
2025 年度3,737.14悲観=最小
2026 年度6,229.5—
2027 年度8,991.59中央 2 値(平均が標準)
2028 年度12,209.51中央 2 値(平均が標準)
2029 年度13,908.57直近の実施回

・需給調整対価: 既定値を置いていません。需給調整市場の収益は、蓄電池の容量をどれだけ需給調整に割り当てるかで大きく変わるためです。 入力する場合は、裁定取引・容量市場と同じ容量を重複して計上しないよう注意してください。 需給調整市場の約定単価を公表しているのは電力需給調整力取引所(EPRX)で、単位は円/ΔkW・30分です(入力欄の円/kW/月とは単位が違います)。 商品別の実データ(年平均と年度内の幅)は 需給調整市場 収益試算 で確認できます。
・補助率: 大規模プリセットの標準 33% は、SII 系統用蓄電システム等導入支援事業(令和7年度補正)公募要領 1-10 で リチウムイオン電池の 1,000kW以上10,000kW未満・10,000kW以上30,000kW未満がいずれも 1/3 以内(補助対象経費に対する率・上限額あり)であることを 33% で近似したものです。本試算は CAPEX 全額に掛けています(近似)。
・CAPEX の参考値(Step 2): NREL ATB 2025 年版(米国前提・mid=実データ・CC BY 4.0)の 4 時間構成 462.85 $/kWh を USD/JPY 156.23(2026年9月の月中平均・日本銀行) で円換算した 72,000 円/kWh。
・充放電効率・耐用年数・放電深度: 効率 85%・耐用年数 15 年は NREL ATB 2025 年版「Utility-Scale Battery Storage」の前提です。放電深度 90% は前提値(出所なし・変更可)です。
・スポット価格の高値・安値(標準の価差 14.00 円/kWh)は当サイトの想定値です。一次と照合すると、JEPX の 30 分値から算出した日内価差(システムプライス)の 2025 年度平均は、 4 時間充放電に相当する上位 8 コマ−下位 8 コマで 8.10 円/kWh、日内の最大−最小(理論上限)で 10.24 円/kWh です。既定の価差はこれを上回るため、裁定収益は過大になりうる方向です。
・CAPEX の既定値、補助率の楽観・悲観値と高圧プリセットの値は当サイトの想定値で、一次資料の公表値ではありません。
均等化原価で比べたい場合は LCOE・LCOS計算機 もご利用ください。
⚠️ この試算は概算です。結果の正確性は保証しません。投資判断は利用者ご自身の責任で行ってください。
この試算は、同じ出力を複数の収益源(裁定取引・容量市場・需給調整)に同時に計上する簡易モデルです。 容量市場で落札した容量には供給力を提供する義務があり、同じ時間帯に同じ容量を複数の市場に提供することはできません。 そのため実際の収益はこの試算より小さくなる可能性があります(収益の積み上げ方は改修予定です)。既定値の出所はページ上部の「既定値と出所」、計算式はページ下部の「計算ロジック・前提」をご覧ください。

🎯 プリセット選択 (業界事業者向けスケール)

※ プリセット切替で容量・出力・CAPEX (3 シナリオ)・補助金率がスケール連動で再 calibrate されます。 他のフィールドは個別に編集可能。

容量市場は全国値の中央値(対象実需給年度)。スポット価差・補助率・CAPEX は当サイトの想定の中位。

Step 1/3: 設備情報 (3 シナリオ共通)

※ 設備情報の変更は 3 シナリオ全てに同時適用されます (物理的設備の前提)。

例: 50 MWh

例: 12.5 MW(4 時間放電)。0.1 刻み

既定 85%=NREL ATB 2025 年版「Utility-Scale Battery Storage」の前提(往復効率)

既定 15 年=NREL ATB 2025 年版「Utility-Scale Battery Storage」の蓄電池寿命

365 = 1日1サイクル

既定 90%=前提値(出所なし・変更可)

入力変更で結果が即座に再計算されます

計算結果 (3 シナリオ並列)

⚠️ 同じ出力を複数の収益源に同時に計上する簡易モデルの概算です。実際の収益はこれより小さくなる可能性があります。

楽観
IRR
30.7%
NPV @5%
+28.6 億
Payback
3.2年
初期投資
13.2 億
1年目CF
4.21 億
標準
IRR
12.0%
NPV @5%
+8.9 億
Payback
6.7年
初期投資
17.4 億
1年目CF
2.65 億
悲観
IRR
-11.1%
NPV @5%
-24.1 億
Payback
未達
初期投資
32.0 億
1年目CF
0.82 億

年次累積キャッシュフロー

各シナリオの累積CFが 0 を超える年が payback(回収完了)の目安です。本モデルは同じ出力を複数の収益源に同時計上するため、回収は実際より早く出る可能性があります。

-33 億-17 億-1 億16 億32 億48 億0年5年10年15年楽観標準悲観

感応度分析 (標準シナリオ ±10%)

パラメータ-10%基準+10%
スポット価格スプレッド10.59 %12.00 %13.37 %
容量市場対価11.00 %12.00 %12.98 %

関連用語・解説

計算ロジック・前提

  • 収益モデル: アービトラージ (放電 - 充電 × 効率) + 容量市場 (固定対価) + 需給調整 (月額固定) の単純加算
  • 劣化: 年 1% 容量低下 (下限 70%)、アービトラージ収益にのみ影響
  • IRR 計算: 二分法 (bisection)、収束精度 1e-6 億円
  • NPV 計算: 割引率 5% (デフォルト)、耐用年数(既定 15 年・入力で変更可)の DCF
  • ペイバック: 累積CFが補助金控除後の初期投資を上回る年 (線形補間)
  • OPEX: 出力 (MW) × 単価 (円/MW/年) で算定
  • 補助金: 初期投資から %で控除 (CAPEX 補助、運用補助は対象外)

制約・想定: 本シミュレーターは「全市場併用可能」前提の単純加算モデル。 実事業ではマルチユース時間配分の trade-off (例: 容量市場入札時間中はアービトラージ充電不可) で収益が下振れする可能性があります。投資判断には EPC/コンサル含めた精緻シミュレーションが必須です。

使い方

  1. シナリオ選択: 編集したいシナリオ (楽観/標準/悲観) を選択
  2. Step 1: 設備情報 (容量・出力・効率・耐用年数等) — 3 シナリオ共通
  3. Step 2: 投資情報 (CAPEX・OPEX・補助金率) — シナリオ別
  4. Step 3: 市場前提 (スポット価格・容量市場・需給調整) — シナリオ別
  5. 結果確認: 入力変更で即座に再計算、IRR/NPV/Payback を 3 シナリオ並列で表示
  6. 共有 / 出力: URL 共有 (入力条件付き) or CSV エクスポート (Excel 対応)