卸電力市場は、小売電気事業者や発電事業者が電力を売買する市場です。日本では日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場が中心で、翌日の30分コマ(1日48コマ)ごとに価格が決まります。需給がひっ迫すると価格が跳ね、余剰時には下がります。

系統用蓄電池にとって卸市場は基本的な収益源の一つです。価格が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電する「裁定取引」で価格差を取ります。ただし蓄電池の収益はこれ単独ではなく、容量市場需給調整市場と組み合わせた積み上げで決まります。