大和ハウスグループの大和エネルギー(本社:大阪市阿倍野区)は2026年9月8日、系統用蓄電所におけるEPC事業へ本格参入すると発表した。その着工第1号として、ENEOS株式会社の清水油槽所内の遊休地に建設する特別高圧系統用蓄電所(出力50MW、容量109MWh)の建設工事に関するEPC契約を、ENEOS Power株式会社と締結した。
本件はENEOS Powerが全国で推進する蓄電所開発プロジェクトの一環として実施されるもので、大和エネルギーは安全管理体制を構築し、特高変電設備、蓄電池、パワーコンディショナなどの設備の調達から、設計、施工まで一貫して担う。2027年1月に着工し、2028年度内の竣工を予定している。
ENEOS Powerも同日、静岡県静岡市のENEOSグループ遊休地における系統用蓄電所の開発に着手したと発表した。ENEOSグループとして初めての西日本エリア(60Hz地域)における系統用蓄電所の開発で、着工は2027年1月予定、運開は2028年度内予定、設計・調達・施工は大和エネルギーとしている。同社は2023年8月にENEOS根岸製油所(神奈川県横浜市)内で蓄電池(出力5MW、容量10MWh)の運転を、2024年3月にENEOS室蘭事業所(北海道室蘭市)内で系統用蓄電所(出力50MW、容量88MWh)の運転を開始しており、大阪国際石油精製株式会社千葉製油所(千葉県市原市)内でも系統用蓄電所の設置工事を進めているとしている。
大和エネルギーは今後、EPC事業者として329件、344MW(2026年8月1日時点)の太陽光発電所建設を通じて培った技術力やプロジェクトマネジメント力を活かし、蓄電インフラ分野における事業展開を進めるとしている。
※所在地(静岡県静岡市)は大和ハウス工業の配信本文には記載がなく、同日のENEOS Powerの発表(PDF)による。大和ハウスグループの系統用蓄電所関連では、東京電力HDと大和ハウス工業の系統用蓄電所共同開発に関する業務提携を既報(本件との関係は今回の両発表に記載がない)。