サステナブルホールディングス(本社:東京都渋谷区)は2026年9月4日、ENERGY事業の主軸を太陽光発電所の開発・販売から系統用蓄電池事業へ移行したと発表した。用地開発から系統連系対応、機器選定、システム統合、アグリゲーターとの連携、需給調整市場への参入支援までを一貫して提供する事業体制を構築したとしている。
ENERGY事業部が支援する領域として、次の6つを挙げている。事業用地の開発(候補地の確認、土地条件および事業化に必要な条件の整理)、系統連系対応(一般送配電事業者への接続検討など)、設計・施工管理(設置条件や設備構成を踏まえた設計および施工工程の管理)、機器選定(蓄電池、PCS、EMSなど案件条件に応じた設備の選定)、システム統合(役割の異なる複数の設備を組み合わせ、蓄電所全体として構成)、市場参入支援(アグリゲーターとの連携および需給調整市場への参入準備の支援)。
同社は、これまで再生可能エネルギー事業で培ってきた用地開発、電力会社への申請、許認可、電気工事および施工管理の経験を生かし、系統用蓄電池事業を中心とした体制へ移行していると説明している。機器選定では、特定の機器だけを提案するのではなく、案件ごとの条件を整理したうえで蓄電池、PCS、EMSなどの選定とシステム統合を進めるとしている。
同社が取り扱う「Raptor」については、系統用蓄電所を構成する蓄電池製品であり、蓄電所全体を構成するにはPCS、EMS、高圧連系盤などの設備が必要と説明している。市場運用については、同社はアグリゲーターとの連携および需給調整市場への参入支援を行い、実際の市場運用や契約内容は案件ごとの事業体制によって異なるとしている。
※同社が手がけた系統用蓄電池では、三重県松阪市の系統用蓄電池(2026年3月31日発表・出力2MW/容量8MWh)の竣工・納品(既報)、同社が機器選定・施工を担った案件の需給調整市場の事前審査合格(既報)、福岡県宮若市「宮若蓄電所」でのアグリゲーターによる試験完了(既報)を掲載している。ADワークスグループは、「ADW三重松阪蓄電所」の竣工式(2026年1月27日)に同社が施工会社として参列したと発表している(既報)。同日、同社は蓄電池製品「Raptor」の安全設計と各機器の基本保証期間に関する情報も公開した。