ヘリオスは2026年10月13日、低圧蓄電所を束ねた一次調整力の実証試験の結果を発表した。対象は神奈川愛川工場と千葉事業所の低圧蓄電所(各49.9kW/205.02kWh)で、ヘリオスのクラウド上の仮想EMSが出力指令を2拠点に配分し、合計出力を仮想蓄電所の出力とする。
発表によると、2026年9月28日に一次調整力の事前審査の試験項目に沿って模擬信号で試験し、平常時は約定量99kWで評価点のすべてが許容範囲(±10%)に収まった(追従率100%、基準90%以上)。周波数が49.8Hzまで急低下する模擬信号に対しては、調整後の10月3日の試験(約定量15kW)で、インターネット経由の通信を含めて1.8秒で応動した(要件30秒以内)。9月29日には実際の系統周波数に対する1時間の連続動作も確認した。
両社とも、本実証は負荷設備への放電による試験で、需給調整市場での取引実績ではないと注記し、今後は需給調整市場での実取引の開始に向けて準備するとしている。ワンズエナジーは統合制御盤と蓄電池システムの間をインターネットを介さないRS485で直結する構成をとる。ヘリオスは約25区画を束ねて1MW規模の仮想蓄電所とする低圧アグリゲーションサービスの受注を2026年6月に始めている。