機器はこうなる

確実なのは劣化です。容量は購入時より減り、メーカー保証は終わりが見え、修繕・交換の判断が増えます。一方で蓄電池技術は進歩を続けており、10年後の新品はいまより高性能・低価格になっている可能性が高い——つまりあなたの設備は「型落ち」になります。それでも動く設備は収益を生み続けます。維持か更新かを毎年選ぶ段階、と考えてください。

市場はこうなる(幅で考える)

電気の価格差で稼ぐ以上、参加者が増えれば取り分の環境は変わり得ます。再エネの増加は価格変動を大きくする方向に、蓄電池の増加は変動を小さくする方向に働くと一般に言われますが、10年間の綱引きの結果は誰にも分かりません。だからこそ、初年度の市場環境を10年続く前提にした計画は危険で、慎重ケースで成り立つ買値が防御になります。

制度はこうなる

電力の市場制度は、この10年でも何度も変わってきました。変更はプラスにもマイナスにも働きます。個別の予想に賭けるのではなく、「制度が変わったときに運用方針を変えられる契約か(アグリゲーターの変更・運用方法の見直し)」を購入時に確認しておくことが実務的な備えです。

10年後のあなたの選択肢

続ける・売る・撤去する。この3つを選べる状態で10年目を迎えることが、この投資の一つのゴールです。そのために今できるのは、縛りの少ない契約・記録の蓄積・撤去費の把握・そして無理のない資金計画です。10年後の話は、購入前の今日がいちばん動かせます。

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※本記事は一般的な情報提供であり、特定案件の推奨や投資助言ではありません。