損失のレベルを分けて考える
①現実的な下振れ: 市場環境や運用の不調で収入が想定を下回る。最も起こりやすく、資金計画の余裕で吸収する類のリスクです。②費用の発生: 保証外の故障・修繕、想定外の費用。③運用の空白: アグリゲーターの撤退・変更で収入が止まる期間。④複合ケース: 販売会社とメーカーの連鎖的な破綻で保証が消え、故障した設備と土地の契約だけが残る——ここまで重なると、残るのは設備の残存価値と土地の権利だけです。
借入の有無で「最悪」の意味が変わる
自己資金なら、最悪でも損失は投資額が上限です(撤去費用は残ります)。借入があると、収入が消えても返済は残るため、損失が投資額を超えて生活や他の事業に波及し得ます。最悪ケースを考えるとき、案件のリスクと同じくらい、自分の資金構造を見てください。
損失を限定する4つの設計
①無理のない金額(最悪でも生活・本業に波及しない範囲)②契約と保証の確認(保証の履行者・倒産時の扱い・撤退時の代替)③前提の保守化(慎重ケースで成り立つ買値でだけ買う)④出口の把握(撤去費の見積もりを購入前に知っておく)。この4つは、すべて購入前にしかできません。
怖がらせるためではなく
最悪ケースを書いたのは、購入をやめさせるためではなく、「最悪を見た上で買う」と「見ずに買う」はまったく違う投資だからです。見た上でなお成り立つと判断できる案件だけが、買ってよい案件です。
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※本記事は一般的な情報提供であり、特定案件の推奨や投資助言ではありません。