※このページの相談例は、実際のご相談をもとにしたものではなく、よくある検討パターンを編集部が作成した想定例です。実際のご相談が蓄積され次第、ご本人の同意を得たうえで実例に順次置き換えていきます。

想定した状況

Fさん(40代・開業医/想定)。所得が高く、知人から「初年度に大きく償却できる」と低圧蓄電所を紹介された。節税額の試算を見て、ほぼ買うつもりで相談に来た。

最初の論点: その節税は「繰延」では

税理士と整理すると、提示された税効果の大部分は課税の繰延(後年度に移るだけ)で、実質の減税分は想定より小さいことが分かりました。即時償却の記事で書いた「繰延と減税の区別」が、このパターンの最初の転換点です。

次の論点: 素の収支で見直す

税効果を外して慎重ケースで試算し直すと、案件そのものの収支は「成り立つが余裕は薄い」水準でした。ここで問いが変わります——「節税になるか」から「この投資は税抜きで買う価値があるか」へ。この問いの転換が起きるかどうかが、このパターンの分かれ目です。

結末の分かれ方

転換後の選択肢は3つ: 素の収支に納得して買う/より条件の良い案件を探し直す/節税は別の方法(税理士の領域)で考え、この投資は見送る。どれも健全な結末で、避けるべきは「節税額に背中を押されて素の収支を見ないまま買う」の一つだけです。

同じ状況の方へ

税の個別判断はできませんが、「税効果を外した試算」の作り方はお手伝いできます。税理士に持ち込む前の整理にどうぞ。

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※本記事は一般的な情報提供であり、特定案件の推奨や投資助言ではありません。