双日(Sojitz Corporation)は、ニチメンと日商岩井の合併(2004年)で誕生した総合商社で、本社東京、連結従業員約2万名、連結売上高約2.4兆円(2024年3月期)の規模を持つ。エネルギー・ヘルスケア・自動車・食料・化学・産業基盤などの多角的事業ポートフォリオを展開する。

蓄電所・再エネ事業では、双日グループ内の双日エネルギーソリューションズ・双日マシナリーが中核を担い、(1)国内系統用蓄電池事業(複数案件のスポンサー、開発・運営)、(2)海外蓄電池プロジェクト投資(豪州・東南アジア)、(3)再エネ発電事業(PV・風力・地熱・バイオマス)、(4)蓄電池サプライチェーン(中国系メーカーとの戦略提携、機器調達・販売)、(5)水素・アンモニア・CCS等次世代エネルギー、を展開している。

双日の蓄電所事業の特徴は、(a)中国系大手電池メーカーとの緊密なサプライ関係(CATL等の有力チャネル)、(b)国内EPC・O&Mパートナー網の構築、(c)プロジェクトファイナンス・自己資金両建ての柔軟な資本構造、(d)業務提携(環境エネルギー投資、Looop等との連携)、を活かしたフルバリューチェーンアプローチである。

2024〜2030年中期計画では、再エネ・蓄電池等のクリーンエネルギー事業に1,000億円規模の投資を予定しており、国内系統用蓄電所の累積開発GW級を目標としている。三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅と並ぶ蓄電所市場の主要プレイヤーとして、業界動向に大きな影響力を持つ。同社IRレポート・統合報告書で蓄電所関連投資の進捗が継続的に開示されている。

2030年に向けて、双日は脱炭素化加速の中で蓄電池・再エネ・水素・LNG等の戦略事業領域で本格展開が進む見通しです。グローバル調達ネットワーク・プロジェクトファイナンス組成能力・国際的な事業実績を活かした大型案件推進、長期脱炭素電源オークション参画、コーポレートPPA・24/7マッチング対応、地域脱炭素先行地域での協働などが進展します。蓄電所業界における商社系IPPの主要プレイヤーとして、業界エコシステムの中核機能を担います。

蓄電所事業者にとって、本事業領域への戦略的取り組みは長期競争力・社会的価値創造の重要要素です。グローバルなESG投資・グリーンファイナンス連動、需要家・パートナー・規制当局との中長期関係構築、AI・デジタル基盤の戦略活用、業界団体経由の政策対話・標準化への参画が、2030年代の脱炭素化加速時代における事業成功の基盤として位置付けられます。

グローバル展開の観点では、米国・欧州・東南アジア・中東等の海外市場展開機会、海外電池メーカー・PCSメーカー・運用事業者・インフラファンドとの戦略提携、国際標準化機関(IEC・IEEE・ISO)への参画、海外プロジェクトファイナンスの組成、各国規制(FERC・NFPA 855・EU電池規則等)への適合が、中長期事業戦略の重要要素です。日本企業の海外展開支援として、JBIC・JICA・JOGMEC等の公的機関との連携も活用が拡大しており、グローバル蓄電所市場での日本企業のプレゼンス確立が、業界の中長期成長を支えます。

グローバル展開の観点では、米国・欧州・東南アジア・中東等の海外市場展開機会、海外電池メーカー・PCSメーカー・運用事業者・インフラファンドとの戦略提携、国際標準化機関(IEC・IEEE・ISO)への参画、海外プロジェクトファイナンスの組成、各国規制(FERC・NFPA 855・EU電池規則等)への適合が、中長期事業戦略の重要要素です。日本企業の海外展開支援として、JBIC・JICA・JOGMEC等の公的機関との連携も活用が拡大しており、グローバル蓄電所市場での日本企業のプレゼンス確立が、業界の中長期成長を支えます。

主な出典・参考情報

  • 各社IR資料・有価証券報告書・統合報告書
  • 業界団体資料(JESIA、JPEA、JWPA、電池工業会等)
  • BloombergNEF・IHS Markit S&P Global・Wood Mackenzie等の調査レポート
  • 経済産業省・資源エネルギー庁 産業政策資料
  • IEA(国際エネルギー機関)World Energy Outlook
  • TCFD・ISSB・GRI等のサステナビリティ情報開示基準