併設(Co-located、Hybrid)は、太陽光発電と蓄電池、風力発電と蓄電池、または異なる電源を同一サイト・同一連系点に設置する事業形態である。「PV併設蓄電」「ハイブリッドプラント」「コロケーション」「メーターブラインド」などとも呼ばれ、グローバルに急拡大している事業モデルである。

併設のメリットは、(1)系統連系容量の共有(PV出力ピークと蓄電池放電のずれを利用)、(2)土地・送電線・変圧器・運開許認可の共用(CAPEX削減)、(3)出力抑制時の余剰電力を蓄電池に貯蔵(PVカーテイルメント解消)、(4)FIP制度下では電力市場価格に応じた最適放電(収益最大化)、(5)EPC・O&Mの一括契約(OPEX効率化)など多岐にわたる。米国DOEの分析では、併設PVのLCOEは独立PVより最大15%低下する。

主要な構成方式は、(a)DCカップリング(PVストリングと蓄電池を共通DCバスに接続、共通PCSで系統連系)、(b)ACカップリング(PV用PCSと蓄電池用PCSを別々に設置、AC側で連系)、の2方式があり、それぞれ効率・拡張性・既存設備改修対応のトレードオフがある。新設では効率の高いDCカップリングが、既存PV併設改修ではACカップリングが選好される。

日本では2024年からFIP制度+蓄電池併設の事業認定が本格化し、FIP適用と非FIP(オフテイカーPPA)併設の両モードで開発が進む。卒FIT太陽光への蓄電池後付けは、2032年以降の主力市場として大きな成長余地が見込まれている。

2030年に向けて、再エネ+蓄電池併設(co-location)事業は脱炭素化加速の中で本格普及期を迎えます。長期脱炭素電源オークション活用、コーポレートPPA・24/7マッチング対応、出力制御回避、需給調整市場参加、ノンファーム接続地点での戦略配置、洋上風力併設の本格化、AI最適化制御の活用などが進展します。蓄電所事業者にとって、併設ハイブリッド事業は戦略的成長領域として位置付けられます。

蓄電所事業者にとって、本事業領域への戦略的取り組みは長期競争力・社会的価値創造の重要要素です。グローバルなESG投資・グリーンファイナンス連動、需要家・パートナー・規制当局との中長期関係構築、AI・デジタル基盤の戦略活用、業界団体経由の政策対話・標準化への参画が、2030年代の脱炭素化加速時代における事業成功の基盤として位置付けられます。

グローバル展開の観点では、米国・欧州・東南アジア・中東等の海外市場展開機会、海外電池メーカー・PCSメーカー・運用事業者・インフラファンドとの戦略提携、国際標準化機関(IEC・IEEE・ISO)への参画、海外プロジェクトファイナンスの組成、各国規制(FERC・NFPA 855・EU電池規則等)への適合が、中長期事業戦略の重要要素です。日本企業の海外展開支援として、JBIC・JICA・JOGMEC等の公的機関との連携も活用が拡大しており、グローバル蓄電所市場での日本企業のプレゼンス確立が、業界の中長期成長を支えます。

グローバル展開の観点では、米国・欧州・東南アジア・中東等の海外市場展開機会、海外電池メーカー・PCSメーカー・運用事業者・インフラファンドとの戦略提携、国際標準化機関(IEC・IEEE・ISO)への参画、海外プロジェクトファイナンスの組成、各国規制(FERC・NFPA 855・EU電池規則等)への適合が、中長期事業戦略の重要要素です。日本企業の海外展開支援として、JBIC・JICA・JOGMEC等の公的機関との連携も活用が拡大しており、グローバル蓄電所市場での日本企業のプレゼンス確立が、業界の中長期成長を支えます。

主な出典・参考情報

  • 各社IR資料・有価証券報告書・統合報告書
  • 業界団体資料(JESIA、JPEA、JWPA、電池工業会等)
  • BloombergNEF・IHS Markit S&P Global・Wood Mackenzie等の調査レポート
  • 経済産業省・資源エネルギー庁 産業政策資料
  • IEA(国際エネルギー機関)World Energy Outlook
  • TCFD・ISSB・GRI等のサステナビリティ情報開示基準