芸濃町萩野蓄電所は、三重県津市芸濃町萩野に立地する系統蓄電所。JA三井エナジーソリューションズ株式会社が設立したJMES BESS ONE合同会社が保有・運営し、株式会社パワーエックスが自社開発・製造の蓄電システムを納入するとともにリソースアグリゲーターとして運用を担い、EPC(設計・調達・施工)は株式会社サンヴィレッジが担当した。2026年3月19日のリリースは「JA三井リース株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:新分 敬人、以下「JA三井リース」)およびJA三井リースの再生可能エネルギー分野における戦略事業子会社のJA三井エナジーソリューションズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:阿久津 真吾、以下「JMES」)は、株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、取締役 代表執行役社長CEO:伊藤 正裕、以下「パワーエックス」)と共同で、三重県津市に整備した系統蓄電所「芸濃町萩野蓄電所」において、需給調整市場・一次調整力での運用を3月19日から開始しましたので、お知らせします。」と述べている(出典: パワーエックスと三重県津市の系統蓄電所で需給調整市場・一次調整力の運用を開始(JA三井リース株式会社・JA三井エナジーソリューションズ株式会社、2026年3月19日))。
同リリースの「系統蓄電所の概要」は「名称 芸濃町萩野蓄電所/設置場所 三重県津市芸濃町萩野/設備所有者 JMES BESS ONE合同会社/蓄電容量(定格) 7.4MWh(パワーエックス製蓄電システム「Mega Power 2700A」を3台採用)/PCS出力 1.99MW/EPC(設計・調達・施工) 株式会社サンヴィレッジ」と記載している。本項目の出力1.99MW・容量7.403MWhは、開発着手時の一次(2024年9月20日)が示す「出 力 1,990kW」「蓄電容量(定格) 7,403kWh」に基づく値で、2026年のリリースの「7.4MWh」はその丸め表記(系統蓄電所開発に関するお知らせ(株式会社サンヴィレッジ、2024年9月20日)/中部エリアで系統蓄電所の開発に本格着手(株式会社パワーエックス、2024年9月20日))。
ステータス「稼働中」は「このたび需給調整市場での運用を開始した「芸濃町萩野蓄電所」は、JA三井リースとパワーエックスの両社が中部エリアにおいて開発する蓄電所3拠点のうち、最初に運転を開始した拠点です。」の記載による。ただし運転開始日そのものを示す記載は一次になく、「3月19日」は需給調整市場・一次調整力での運用を開始した日であって運転開始日ではないため、運転開始日は空としている。開発着手時の一次が示していた運転開始予定は2025年3月だが、実際にその月に運転を開始したことを述べた一次は確認できていない。
収益面は「パワーエックスが調整力の対価を固定価格で支払う「蓄電所トーリング®」※スキームにより、事業収益の予見性を高めています。」とされる。参加市場は需給調整市場(一次調整力)の運用開始のみが事実として公表されており、「卸電力取引市場、容量市場、需給調整市場での運用を通じ」との記載は中部エリア3拠点の今後の運用方針を述べたもの。なお施設名は、パワーエックス側の同日リリースが名称を「芸濃町荻野蓄電所」(荻)、設置場所を「三重県津市芸濃町萩野」(萩)と表記しており揺れがある。本項目は設備所有者側(JA三井リース/JMES)の表記と実在地名に合わせて「芸濃町萩野蓄電所」を採っている。
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