規模と金額

低圧は系統接続50kW未満の区分で、販売価格は千万円台が中心です。高圧・特別高圧の蓄電所は数億円から数十億円規模になり、主な担い手は事業会社やファンドです。個人が高圧案件に関わる場合は、直接所有ではなくファンド持分などの形が一般的です。

手続きと保安体制

高圧以上では電気主任技術者の選任や保安規程など、電気事業法上の体制整備が本格的に必要になります。低圧はこの負担が大幅に軽く、それが「個人でも持てる」最大の理由です。ただし軽いのは保安手続きであって、事業リスクが軽いわけではありません。

参加する市場と収益機会

大型蓄電所では長期の制度(長期脱炭素電源オークションなど)や大口の契約が話題の中心ですが、これらは基本的に高圧・特高側の世界です。低圧の収益は卸電力市場・需給調整市場等での運用が中心で、アグリゲーターの力量への依存度が相対的に高くなります。「大型で成り立つ仕組みだから低圧でも同じように成り立つ」とは言えない点に注意してください。

情報の見え方の違い

大型案件は事業者間の相対の世界で、個人が情報を得るのは困難です。低圧は個人向けに販売される分だけ情報は届きやすい一方、営業色の強い情報も混ざります。当ガイドは、その仕分けを助けるために作っています。

「近い」と「向いている」は別

低圧が個人に近い区分であることと、あなたに向いているかは別問題です。向き不向きの考え方は別記事で扱います。まず全体像からという方は「3分でわかる低圧系統用蓄電池投資」からどうぞ。

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※本記事は一般的な情報提供であり、特定案件の推奨や投資助言ではありません。