そのまま比べてはいけない理由

A社は連系負担金込み・B社は別、A社は売上ベースの利回り・B社は手取りベース——資料の流儀が違うためです。数字を並べる前に、①価格に含まれる範囲を揃える ②収支の前提(単価・稼働率・劣化)を並記する ③保証・契約条件を言葉でなく条項で比べる、の3つの「翻訳作業」をします。

比較表の使い方

配布中の案件比較表(PDF)は、この翻訳作業のための台紙です。埋まらない欄はそのまま質問リストになります。片方にだけ聞いた質問は必ずもう片方にも聞く——これだけで比較の公平性が保てます。

点数をつけない

比較表を100点満点の採点にすることはおすすめしません。案件選びは総合点ではなく、「致命的な弱点がないか」と「あなたの資金計画に合うか」で決まるためです。1項目でも「曖昧なままの重要項目」が残る案件は、点数に関係なく保留です。

2社が同じくらい良く見えたら

慎重ケース(売上8割)に両方を直して再比較してください。楽観前提では同点でも、慎重前提では差が出ることがよくあります。それでも並んだら、担当者の回答の質と会社の継続性で選ぶ——10年付き合う相手を選ぶ基準です。

次に読む

※本記事は一般的な情報提供であり、特定案件の推奨や投資助言ではありません。