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🇪🇺 EU 蓄電池市場概況

EUは2025年に欧州全体で過去最高36GWh を導入 (前年比+48%)、累積稼働容量が初めて100GWh超に到達 (SolarPower Europe)。イタリアがTerna運営のMACSE (蓄電容量調達メカニズム) 初回入札で10GWh/15年契約を約定し、容量報酬型モデルが本格始動。英国は2026年末までに系統用約10GW、ドイツは5GW/10.4GWhが開発中。

2025 累積導入
100 GWh
2030 予測
470 GWh
CAGR
約37%
主要プレイヤー数
8社

ハイライト

  • 2025年に欧州全体で過去最高36GWh導入 (+48%)、稼働容量が初の100GWh超 (SolarPower Europe)
  • イタリアMACSE初回入札10GWh約定 (15年契約・2028年運開)、加重平均€12,959/MWh/年
  • 英国は2026年末までに系統用 (FoM) 約10GW (S&P Global)
  • ドイツ 系統用2.4GW/3.2GWh稼働、5GW/10.4GWhが開発中 (2026年規制改革が焦点)
  • EU-27の蓄電池フリートは2030年に約470GWhへ (SolarPower Europe)

主要政策

  • イタリア MACSE (Terna) — 蓄電容量を15年契約で調達。初回10GWh約定 (2025/10)、第2回16GWhを2026/11/24実施
  • REPowerEU / Net Zero Industry Act — 域内BESS製造40%目標 (継続)
  • ドイツ 系統利用料・接続規制改革 — 2026年が大型蓄電池の「正念場」

主要プレイヤー

  • Wärtsilä (フィンランド、ヨーロッパ最大級)
  • Siemens Energy (BESS + Power-to-X)
  • Saft (TotalEnergies傘下、フランス)
  • Fluence (ドイツ拠点で欧州展開)
  • CATL Hungary (中国系、欧州製造拠点)
  • BYD (中国系、欧州市場参入)
  • Engie (フランス、デベロッパー)
  • Enel / Terna圏 (イタリア MACSE 主導)

価格動向

電力市場の高ボラ + 容量報酬 (英Capacity Market・伊MACSE) でBESS経済性が向上。アービトラージ + 容量市場の二層収益が主流化。中国製比でEU製 +20-25%。

日本市場との比較

累積稼働は日本の約25倍。電力市場の統合 (域内取引) で日本より価格ボラ大、アービトラージ収益機会も大きい。イタリアMACSEの容量報酬型モデルは、日本の容量市場/長期脱炭素オークションと比較可能な先行事例。

備考

ドイツ・英国・イタリア・スペインが4大市場。2026年の目玉はイタリアMACSEの容量報酬型モデル始動。出典: SolarPower Europe European Battery Market Outlook 2026-2030 / Terna (MACSE) / S&P Global。(2026-06-30 半期更新)

他の海外市場

※ 編集部が IEA / BloombergNEF / SolarPower Europe / 各国政府発表 等の公開情報に基づき作成 (2026年上半期 時点)。 最新は各種一次情報を参照。