千歳蓄電所は、住友商事と日産自動車の合弁会社「フォーアールエナジー株式会社」が運用する系統用蓄電池プロジェクトで、北海道千歳市に立地します。日産自動車から回収した中古EV(電気自動車)バッテリーを再利用する革新的事業モデルで、2023年に完成、2024年4月から需給調整市場での電力取引を開始しました。リユース電池の系統用二次利用の代表的実装事例です。

本案件はサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実装としても注目されています。EV搭載後の劣化電池を、容量・性能要件が緩やかな系統用に二次利用することで、電池のライフサイクル価値を最大化する取り組みです。北海道電力ネットワーク管内の千歳エリアは、新千歳空港・物流インフラ集積地として、また風力・太陽光資源の余剰エリアとしての立地特性を持ちます。

住友商事のグローバル電池ビジネス・日産のEV技術を統合する事業モデルは、グローバルな電池サプライチェーン戦略の中でも独自の位置を占め、JR九州との「でんきの駅」プロジェクトでもこのフォーアールエナジー製のEVバッテリー・ステーションが採用されています。

※本案件情報は、各事業者の公式プレスリリース・IR資料等に基づき編集部が整備したものです。最新の進捗・諸元については、上記出典URLおよび各事業者の公式IR・プレスリリースをご参照ください。