響灘蓄電所は、電源開発株式会社(J-POWER)が建設中の系統用蓄電所で、福岡県北九州市の響灘地区に立地します。出力約10MW・容量約43MWh級の規模で、2025年10月8日に建設工事を開始、2028年度の商業運転開始を目指しています。J-POWER国内初の系統用蓄電池プロジェクトとして、同社の脱炭素戦略の象徴的案件です。
北九州市響灘地区は、洋上風力(玄界灘)・太陽光集積エリアの近接地として、また北九州市の脱炭素先行地域指定との連携、産業集積地(鉄鋼・自動車関連)の電力需要との整合という戦略的優位性を持ちます。J-POWERは石炭火力・水力・揚水・洋上風力等の電源ポートフォリオを持つ独立系IPPで、脱炭素電源戦略の中核として蓄電池事業に本格参入しています。
市場参加戦略は容量市場・需給調整市場・JEPXスポット市場の組合せが想定され、九州電力送配電エリアの系統情報公開ページに基づく接続検討プロセスを経て、九州エリアの再エネ大量導入下での需給調整・系統安定化に貢献する位置付けです。本案件で蓄積される運用ノウハウは、J-POWERの今後の系統用蓄電池ポートフォリオ拡大の基盤となります。
※本案件情報は、各事業者の公式プレスリリース・IR資料等に基づき編集部が整備したものです。最新の進捗・諸元については、上記出典URLおよび各事業者の公式IR・プレスリリースをご参照ください。