NMC(Nickel Manganese Cobalt)は、正極材料にニッケル・マンガン・コバルトを使うリチウムイオン電池の総称です。エネルギー密度が高く(150〜250Wh/kg)、車載用電池の主流として普及しています。
系統用蓄電池ではLFP(リン酸鉄)が主流ですが、初期の系統用蓄電池や一部の用途でNMCが採用されています。エネルギー密度の高さが体積制約のある用途で有利です。
一方、コバルト原料の地政学リスクとコスト、熱安定性のリスク(LFPに比べて低い)が課題です。NMCの組成(NMC811、NMC622、NMC532など)でコバルト比率と性能特性が変わります。