容量確保契約金額は、容量市場のオークションで落札した供給力に対して、実需給年度に支払われる固定収益です。エリア別の約定価格×落札容量で算出され、kW価値として年単位で精算されます。

例えば100MWの蓄電池が10,000円/kW・年で落札した場合、年間の容量確保契約金額は10億円です。これが20年契約の長期脱炭素電源オークションであれば、200億円の累計収益が見込めます。

支払いの引き換えとして、需給逼迫時の発動義務(リクワイアメント)を負います。リクワイアメントを満たせない場合、ペナルティが課され、容量確保契約金額が減額または返還となるリスクがあります。

蓄電池事業の収益構造において、容量確保契約金額は安定収益の柱と位置づけられ、年間収益の30〜50%程度を占めるのが一般的な設計です。残りを需給調整市場とJEPXの変動収益で補うのが標準的な事業モデルとなります。