株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏、以下、エナリス)は、経済産業省が21年度から3か年計画で実施してきた「令和5年度蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」のうち、「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」並びに「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」にコンソーシアムリーダーとして参画し、このたび成果を報告しました。各実証で得た知見は、当社サービスに実装し、お客さまに提供してまいります。
2050年カーボンニュートラル実現に向けて、日本の再生可能エネルギーの導入量は着実に増加しています。一方で、再生可能エネルギーは天候に左右されやすく、コントロールできない電源であるため、安定供給の確保という点で課題があります。この課題を解消する技術として期待されているのが「再生可能エネルギーアグリゲーション」と「分散型エネルギーリソース(DER)アグリゲーション」です。
「再生可能エネルギーアグリゲーション」は、再生可能エネルギーの発電予測精度の向上を目指し、再生可能エネルギーをグルーピングして管理していく手法です。一方の「DERアグリゲーション」は、需要側が所有する家庭用蓄電池などの分散型電源(DER)を制御することによって、電力需給調整に必要な調整力を確保する手法です。 エナリスでは、再生可能エネルギーアグリゲーションとDERアグリゲーションを連携させて需給バランスの全体最適を図る「需給一体調整」の実現を目指しており、2021年度から始まった経済産業省の「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」と「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」の両方でコンソーシアムを組成した唯一の事業者です。
2023年度の「再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」では、主に、再生可能エネルギーの発電予測誤差によるインバランスの発生リスク軽減と収益最大化を目指した検証を実施。22年度までの実証で、収益改善に効果的なバランシンググループ(BG)組成方法や予測タイミングを確認しており、23年度の実証ではさらに収益性を高める市場取引の活用方法や蓄電池の運用方法を確認しました。また、積雪が太陽光発電に与える影響を予測する積雪モデルの構築や、現時点では希少価値の高い洋上風力発電のデータを用いた予測およびならし効果の分析を行いました。
「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」では、低・高圧リソース合計6,927台(昨年比+1,468台)、設備出力にして20MW超を導入。これらのリソースを制御し、需給調整市場の全メニューの技術要件をクリアしました。特に、2026年度の低圧リソース活用拡大を見据えた一次調整力、二次調整力②の実証でも、リソース特性に合わせた群管理を行うなどの対応により、実用に十分な応動性能を安定的に達成することに成功しました。
エナリスは、再生可能エネルギー主力電源化と電力の安定供給を両立させる新しい電力システムの構築を目指し、創業事業である需給管理ノウハウをベースにアグリゲーション技術の開発に今後も継続して取り組み、脱炭素社会の実現に貢献します。
【令和5年度 再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業】
■実証の目的
各実証を通じて、再 出典・関連情報 PR TIMES: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000070390.html