埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大、<a href="https://www.sit.ac.jp/" target="_blank" rel="nofollow ugc noopener">https://www.sit.ac.jp/</a>)は、脱炭素時代に向けた教育・研究として、本学「ものづくり研究センター」に太陽光発電とレドックスフロー電池を組み合わせた電力需給システムを開発・構築して、1 年間の実証実験を実施しました。 <br />

レドックスフロー電池は、原理的に耐久性と安全性が高く、電力変動の大きい自然エネルギー用の蓄電池として適した特性を持ちます。埼工大では、再生可能エネルギーの利用を推進するため、自然エネルギ ーの充放電に適した蓄電池として、レドックスフロー電池に注目しました。
このたび、本学工学部生命環境化学科 環境計測化学研究室 松浦宏昭准教授の研究チームが、再生可 能エネルギーを高い効率で利用可能なレドックスフロー電池を開発し、2020 年 3 月 11 日から約 3,000 時間の稼働を実現しました。この新型のレドックスフロー電池は本学で 2 号機となるもので、今回、大韓 民国のエネルギー関連企業(HI GROUP Energy & HVAC Co., Ltd.)との共同研究により「太陽光発電 とレドックスフロー電池」を組み合わせた電力需給システムを開発、導入して実証実験を進めてきました。
 

実証実験の様子。①館内照明

写真1:レドックスフロー電池からの給電による実証実験の様子。①館内照明

実証実験の様子。➁外部間接照明

写真2:レドックスフロー電池からの給電による実証実験の様子。➁外部間接照明

実証実験では 1 年間の気象サイクルによる太陽光パネルでの発電と、連動するレドックスフロー電池へ の蓄電および蓄電した電気を館内照明設備に給電するといった、実環境における動作特性のデータを取得 しました。特に太陽光発電で余った電気を蓄電する稼働方式では、従来利用されていなかった電気を貯め て、夜間に使用する運用を実証しました。これにより、再生エネの高効率な利用を実現する蓄電池の実用 化に向けた技術が検証できました。またレドックスフロー電池のさらなる性能向上を目指した課題とその 改善手法も明確になりました。 このレドックスフロー電池の実用化により、再生エネの有効活用と電力の自給自足が可能です。また地 震や台風などの自然災害による停電対策として、自治体庁舎や病院の非常用電源として利用できます。

今回の実証実験では、次のような動作方式の稼働を実証しました。
① 太陽光パネルで発電した

出典・関連情報