長期脱炭素電源オークション第3回では上限引き上げが議論されており、案件規模拡大が見込まれる。BESS事業の長期収益基盤の更なる強化につながる重要な制度動向。
長期脱炭素電源オークションは、容量市場の派生制度として2023年度に開始された20年固定価格契約の入札制度。第1回(2023年度)にはヘキサ・エネルギーサービス田川蓄電所(国内第1号稼働)、第2回(2024年度)にはしろくま電力5.3GWh、Daigas姫路、ゼロワットパワーなど多数が落札。第3回(2025年度)以降は、市場の旺盛な需要を踏まえた上限引き上げが議論されている。
上限引き上げは、(1)BESS市場の事業者にとって参入機会の拡大、(2)20年固定収益の確保枠の拡大、(3)機関投資家マネーの一段の流入、(4)海外プレイヤー(Eku Energy・Gurin Energy等)の参入加速、などの多面的な効果。長期脱炭素電源オークションは日本BESS市場の構造的成長を支える重要制度として、その制度設計の進化が業界の中長期発展を直接左右する。事業者各社の応札戦略の精緻化が今後さらに重要となる。
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