グローバル蓄電池サプライチェーンは中国集中から多極化へ移行している。日本・欧米の対抗策(国内製造能力強化・地政学リスク管理)が業界の重要論点となっている。

現状のグローバル蓄電池サプライチェーンは、リチウム・コバルト・ニッケル等の原材料調達から、セル製造・モジュール組立・システム統合まで、各段階で中国メーカーが圧倒的シェアを持つ構造。CATL・BYD・億緯リチウム・国軒高科などの中国大手が世界市場をリードしている。

多極化の取り組みとして、(1)米国IRA(30%税控除+米国製造ボーナス)、(2)EU Clean Tech戦略・バッテリーパスポート規制、(3)日本の電池産業戦略・GX経済移行債活用、(4)韓国LG/Samsung SDIの世界展開、(5)Northvolt破綻後の欧州産業再編、(6)Saft(仏)×東芝の日仏連合などが進行している。蓄電池サプライチェーンの多極化は、日本BESS事業者にとって、(1)調達選択肢の拡大、(2)地政学リスクの分散、(3)技術品質の競争激化、(4)コスト変動の予見性向上などの効果。一方、サプライチェーン管理の複雑性も同時に増し、戦略的調達判断の重要性が高まる。

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