豪州AEMO(Australian Energy Market Operator:電力市場運営機関)のNEM(National Electricity Market)でBESSが主要電源として定着している。日本JEPX・需給調整市場との制度比較が、業界の重要な関心事となっている。
豪州NEMは5分間隔のリアルタイム市場で、BESSの応答性能を最大限活用できる設計。風力・太陽光発電の出力変動が大きい豪州電力系統で、BESSは(1)5分間隔の価格変動を活用したアービトラージ、(2)周波数応答(FCAS)市場での収益、(3)突発的な需給バランス調整、などの多面的な収益機会を獲得している。
日本のJEPXスポット市場(30分コマ)・需給調整市場(一次調整力10秒応答等)と比較すると、豪州NEMの5分間隔リアルタイム市場はBESSの特性により最適化された制度設計。日本でも『同時市場』導入の検討が進められており、豪州NEMの運用ノウハウから学ぶ要素は多い。BESSが主要電源として定着するためには、市場制度の設計と運用ノウハウの蓄積の両輪が必要で、豪州事例は日本のBESS市場成熟化の参考事例として重要。
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