米テキサス州ERCOT(Electric Reliability Council of Texas)でのBESS(バッテリーエネルギーストレージシステム)導入量が10GWを超え、米国最大の系統用蓄電池市場に成長したと業界レポートで報告された。テスラ・Fluence・LG ESSなど主要メーカーが集中投入する世界トップクラスのBESS市場。

テキサス州は太陽光・風力発電の集中地域で、夏場のエアコン需要ピークと再エネ出力変動への対応として蓄電池が事実上の主力電源化している。ERCOT市場は米国の他州独立系統から独立した運用で、市場価格変動が大きく、蓄電池のアービトラージ収益が高い特徴を持つ。

テキサス州BESS市場の急成長は、(1)IRA(インフレ抑制法)30%税控除の活用、(2)ERCOT市場価格の高ボラティリティ、(3)風力・太陽光の大量導入、(4)厳しい気象条件下でのレジリエンス需要、などの複合要因。日本のBESS市場との類似点として、再エネ余剰時間帯と需要ピーク時間帯の価格差を活用するアービトラージ運用が中心となる構造がある。テキサス州の運用ノウハウは、日本のBESS事業者にとって重要な参考事例となる。

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