株式会社明電舎は系統用蓄電池向け変電設備・PCS(電力変換システム)の市場展開を強化している。重電老舗として、系統連系機器全般の総合ソリューション提供で差別化を図る戦略的取り組み。

明電舎は1897年創業の重電・電力機器メーカーで、変電設備・配電盤・モーター・産業機器など幅広い領域で実績を持つ。系統用蓄電池ビジネスでは、(1)変電設備(系統連系時の主要機器)、(2)PCS、(3)監視・制御システム、(4)保守サービスなど、系統連系に必要な機器・サービスを統合的に提供できる強みを持つ。

系統用蓄電池の建設では、蓄電池本体の調達と並んで、変電設備・PCSの選定が重要。明電舎のような国産重電大手は、(1)系統側との接続要件への精通、(2)国内標準仕様への対応、(3)アフターサービス体制の充実、(4)実績豊富な信頼性などの優位性を持つ。日本のBESS産業政策では国内製造能力維持が重視されており、明電舎・三菱電機・日立・富士電機・東芝などの重電大手の取り組みが、産業政策の中核を支える役割を担う。中国・韓国メーカーとの競争激化の中で、国産機器の差別化戦略がどう進化するかが業界の重要論点。

※本ニュースは公開報道に基づき編集部が整備した速報です。詳細は出典URL・関連事業者の公式発表をご参照ください。