株式会社日立製作所は系統用大型BESSの統合システム提供を本格化している。デジタル技術(Lumada等)と重電技術の融合で、業界の統合ソリューション競争に参戦する戦略的取り組み。

日立は日本最大級の総合電機メーカーで、(1)発電・変電・配電設備、(2)PCS・蓄電池システム、(3)Lumada(IoT・AIプラットフォーム)、(4)社会インフラ事業、(5)鉄道・水・エネルギー事業など、極めて幅広い事業ポートフォリオを持つ。これら多面的な技術蓄積を活かしたBESSソリューション提供は、他の国内メーカーとは異なる独自の競争優位を発揮する。

系統用BESS市場では、ハードウェア(蓄電池・PCS)の製造能力だけでなく、運用ソフトウェア(EMS)、システム統合(複数機器の連携)、データ分析(運用最適化)、保守サービス(長期運用支援)など、複数のレイヤーでの能力が求められる。日立のような重電・IT統合企業のBESS本格参入は、業界の統合ソリューション競争を一段と激化させる効果がある。三菱電機・東芝・GSユアサ・パナソニック等の伝統大手と、パワーエックス・Tensor Energy等の新興プレイヤーの間で、日立がどのような独自ポジションを確立するかが業界の注目ポイント。

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