ナトリウム硫黄(NaS)電池とレドックスフロー(RF)電池は長時間蓄電技術として日本企業の優位性が高い分野。経済産業省の電池産業戦略でも重点技術として位置付けられている、日本BESS産業の重要な戦略領域。

NaS電池は日本ガイシ(NGK)が世界唯一の量産メーカーで、長寿命・大容量という特徴で系統用大型蓄電池市場の有力選択肢。1MWh級の大型ユニットを使った再エネ併設や系統安定化の用途に適している。海外でも複数の大型案件で採用実績があり、日本独自技術の代表例。

RF電池(バナジウムレドックスフロー電池が主流)は住友電気工業が世界トップクラスの技術力を持ち、(1)サイクル寿命が長い(1万回以上)、(2)発火リスクがほぼない、(3)出力と容量を独立に設計可能、などの特徴を持つ。リチウムイオン電池に比べてエネルギー密度は低いが、長時間蓄電(4〜8時間以上)の用途では競争優位性が高い。

経済産業省は中国依存リスクを踏まえ、NaS・RF電池などの日本独自技術を産業政策の中核として位置付ける方針。系統用蓄電池の主流がリチウムイオン電池である一方、長時間蓄電・大容量・安全性重視の用途では、これら日本独自技術の戦略的重要性が引き続き高い。

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