アジア太平洋BESS(バッテリーエネルギーストレージシステム)市場は急成長軌道に入っており、中国・日本・韓国・豪州が主要市場として地域を牽引している。グローバルBESS産業の重心がアジア太平洋地域に移行する大きな潮流の中で、日本市場の戦略的位置付けが一段と重要になっている。

地域別の市場動向:(1)中国は世界最大の生産・消費国でCATL・BYD等が世界市場を席捲、(2)日本は長期脱炭素電源オークション・需給調整市場の制度設計で先進的、(3)韓国はLG・Samsung SDIなど世界トップクラスメーカーを擁する、(4)豪州はホーンズデールBESSなど世界先駆け案件の地として知名度が高い。

各国の特徴的な強みを活かしたアジア太平洋BESS産業の発展は、(1)地域内のサプライチェーン構築、(2)技術知見の相互流通、(3)グローバル投資マネーの域内循環、(4)地政学的に米欧との競争・補完関係の構築、などの多面的な意義を持つ。日本のBESS事業者にとって、アジア太平洋地域の動向理解と域内連携は中長期事業戦略の重要な要素となる。台湾EUKA Powerとマーチャントバンカーズの日台連携、Eku Energy(豪マッコーリー系)の日本進出など、域内クロスボーダー事業の事例も増加している。

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