韓国BESS市場は2018-2019年の連続火災事故から復活し、新たな成長軌道に入っている。安全性強化対策と再エネ拡大による需要回復が組み合わさる重要事例として、日本のBESS安全対策議論にも示唆を与える動向。

韓国は2010年代後半に世界的に先行的なBESS導入国となったが、2018-2019年に約30件の連続火災事故が発生し、業界が大きく停滞した過去を持つ。事故原因の調査結果として、電池・PCS・運用管理・施工品質など複数要因が指摘され、業界全体の安全管理体制再構築が必要となった。

韓国政府・業界の対応として、(1)安全基準の大幅強化、(2)定期点検義務化、(3)消防対応プロトコル整備、(4)保険・損害賠償スキームの確立など、包括的な対策が実施された。これらの対策後、2020年代に入って韓国BESS市場は再成長軌道に復帰。LG Energy Solution・Samsung SDIなど世界トップクラスメーカーの母国市場として、再び存在感を示している。日本市場でも、リチウムイオン電池火災増加(2025年7月糸島事故等)への対応として、韓国の経験から学ぶ価値は大きい。

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