スウェーデンNorthvoltの破綻(2024年11月、その後再編)は欧州蓄電池産業の再編を加速し、グローバルなサプライチェーン構造の変化につながっている。日本BESS市場にも複数の側面で影響を及ぼす重要動向。
Northvoltは欧州における中国メーカー対抗の希望と位置付けられた蓄電池スタートアップで、フォルクスワーゲン・BMWなどから多額の資金を調達して大型工場を建設してきた。しかし、ブレント受注の不安定化・コスト高・歩留まり問題などで経営が悪化し、2024年11月に米連邦破産法11条の適用申請。一部資産はAB Volvoなどに引き継がれて再編が進められているが、欧州蓄電池産業の中国対抗戦略は大きな後退を余儀なくされた。
欧州蓄電池産業の再編は、日本BESS市場に対し、(1)Saftなどの既存欧州メーカーの戦略的重要性向上、(2)欧州製品の供給不安、(3)中国・韓国・米国メーカーの相対的優位性強化、(4)日本メーカー(東芝・GSユアサ等)への期待増、などの影響を及ぼす。経済産業省の電池産業戦略でも、Northvolt破綻を踏まえた国内製造能力強化の重要性が再認識されており、日本のBESS産業政策の方向性に大きな示唆を与える出来事。
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