株式会社東芝は系統用蓄電池の技術開発と国内展開を加速している。SCiBブランドのリチウムイオン電池を中核に、国産メーカーとしての競争力強化を図る戦略的取り組み。

東芝SCiBはチタン酸リチウムを負極材料に採用した独自のリチウムイオン電池で、(1)安全性が極めて高い、(2)サイクル寿命が長い、(3)急速充放電に強い、(4)低温環境でも性能を発揮するという特徴を持つ。系統用蓄電池に求められる耐久性・安全性・運用性の観点で、独自の競争優位を持つ国産技術。

中国メーカー(CATL・BYD等)が席捲するセル供給市場で、東芝のような国産メーカーの存在意義は、(1)地政学リスク管理、(2)国内産業基盤維持、(3)独自技術による差別化など、多面的な意義を持つ。経済産業省の電池産業戦略では、国内製造能力強化が重要施策として位置付けられており、東芝の取り組みはこの政策方向と整合的。GSユアサ・パナソニック・パワーエックスなど他の国産メーカーとの連携・競合も含め、国内BESS産業の質的競争力維持の鍵となる。

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