九州電力株式会社は系統用蓄電池への取り組みを加速している。太陽光発電の集中地域である九州エリアでの出力制御問題解消の中核施策として、自社・グループでのBESSポートフォリオ構築を本格化する戦略。

九州電力管内(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)は、太陽光発電の集中地域として日本国内最大級の出力制御頻度を抱える地域。長期脱炭素電源オークションの2024年度採択でも九州エリアは上位、国補助金でも採択件数が多い。蓄電池の事業性が際立って高く、しろくま電力田川蓄電所、Eku Energy上頓野、東京センチュリー長崎・佐賀3拠点、テス・エンジニアリング熊本錦町25MW/100MWh、霧島蓄電池ステーションなど、多数の有力案件が並走している。

九州電力グループの取り組みは、自社蓄電所開発、外部事業者との連携、需給調整市場でのアグリゲーション、再エネ電源への併設BESSなど、多面的に進められる見通し。九電みらいエナジー(小売)・九州電力送配電(送配電)等のグループ内連携も活用される。九州エリアの蓄電池市場は、エネルギー転換と地域経済活性化の両立モデルとしても重要意義を持つ動向。

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