Nikkei Asiaは、中国の蓄電池大手CATL(寧徳時代)がEV用電池技術を活かしてEV船舶(電動船舶)分野に進出していると報じた。海運業の脱炭素化を支援するための新事業領域として、自動車に続く成長エンジンの開拓が始動している重要動向。
世界の海運業は、温室効果ガス排出量の約3%を占めると言われる脱炭素化の重要分野。国際海事機関(IMO)も2050年ネットゼロ目標を採択しており、商用船舶のゼロエミッション化が国際的な政策課題となっている。バッテリー駆動の小・中型船舶(フェリー、内陸航路船、近海貨物船など)は、技術的に現実的な脱炭素ソリューションとして注目されている。
CATLは、EV用車載電池で蓄積した大容量バッテリー設計・製造ノウハウを船舶用電池に応用することで、海運業の電動化に対応する事業を構築している。中国は世界最大の造船国であり、自国造船業との連携により船舶用電池市場での優位性を確立する戦略。系統用蓄電池・自動車用電池に続く第3の成長分野として、EV船舶事業の拡大は今後数年でCATLの事業ポートフォリオを大きく変える可能性がある。日本の海運業(NYK、商船三井、川崎汽船等)の脱炭素化戦略にも影響を及ぼす重要な業界動向。
※本ニュースは公開報道に基づき編集部が整備した速報です。詳細は出典URL・関連事業者の公式発表をご参照ください。