Bloombergは2025年12月、EV電池で世界市場を制したCATL(寧徳時代)が成功の代償に直面し、事業モデル転換を探っている実態を報じた。EV市場鈍化と地政学リスク(米トランプ政権の対中強硬政策、欧州の中国製品反発など)を受け、系統用ESS(エネルギーストレージシステム)市場への軸足移動が顕著になっている。
CATLは2010年代後半から急成長し、EV用電池の世界トップシェアを長期にわたり維持してきた企業。しかし、2024〜2025年にかけて世界EV市場の伸びが鈍化し、米国市場アクセスが政治的に制約されるなど、成長エンジンに変調が見えてきた。同社の対応は、北米市場依存度の引き下げ、欧州・アジア市場への注力強化、そして系統用ESS市場への本格的な事業注力。
系統用ESSは、再生可能エネルギーの大量導入に伴うグローバルな成長市場で、EV市場の代替成長エンジンとなる可能性が高い。Beijing Hyperstrongから200GWhを受注、Ford向けの定置型蓄電池供給開始、香港IPO追加調達による海外展開資金確保など、矢継ぎ早の動き。日本市場でも国内系統用蓄電池プロジェクトでのCATLセル採用が拡大し続けており、こうした世界的動向の影響を直接受けている。
※本ニュースは公開報道に基づき編集部が整備した速報です。詳細は出典URL・関連事業者の公式発表をご参照ください。