経済産業省は2025年3月12日、電池産業戦略検討会にて『定置用蓄電システムの現状と課題』を資料として取りまとめた。系統用・産業用・家庭用にわたる定置用蓄電池産業の競争力強化に向けた政策論点を体系的に整理し、産業政策の方向性を示した。
本資料では、リチウムイオン電池の世界市場における中国メーカーの圧倒的シェア、日本メーカーの相対的な存在感低下、ナトリウム硫黄電池(NaS)やレドックスフロー電池(RF電池)など長時間蓄電技術における日本の優位性などが論点として整理された。系統用蓄電池の急成長を機に、日本の電池産業をどう再活性化するかという戦略的な問いが示されている。
政府の方針としては、GX経済移行債を活用した補助金で需要を喚起しつつ、国内製造能力強化やサプライチェーン構築を並行して進める方針。系統用蓄電池の急拡大は単なる導入促進ではなく、日本の電池産業の競争力再構築の機会と位置付けられている。事業者にとっては、政府の産業政策動向を踏まえた事業戦略の立案が今後ますます重要となる。
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