再生可能エネルギー大手の株式会社レノバは、静岡県菊川市で90MW/270MWh規模の『市場販売型』系統用蓄電所『菊川西山蓄電所』を開発すると発表した。長期脱炭素電源オークションを活用せず、JEPXスポット市場・需給調整市場・容量市場での収益を主軸とする市場販売型として国内最大級の規模を誇る。
『市場販売型』は、20年固定価格契約の長期脱炭素電源オークションとは異なり、電力市場での取引で収益を確保するモデル。需給調整市場・JEPXアービトラージ・容量市場の3市場を組み合わせたマルチユース運用で、市場価格変動を活かした高い収益性を狙う。市場主導の高度な運用ノウハウが必要だが、長期固定スキームに比べて収益上限が高い。
菊川市は静岡県西部の中部電力管内で、産業電力需要と再エネ電源が共存する有力立地。270MWhという容量は8時間連続放電(90MW×3時間)相当で、ピーク時電力需要を完全カバーできる規模。レノバは2010年代から太陽光・風力で再エネ大手として地位を固めた事業者で、本案件はBESS事業の旗艦プロジェクトとして同社の競争優位を示す位置付けとなる。
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