中国CATL(寧徳時代)は2026年4月21日、10%から98%まで僅か6分で充電可能な新型LFP(リン酸鉄リチウム)電池『Shenxing』(神行)を発表した。EV向けの超急速充電技術だが、系統用蓄電池の高速サイクリング性能向上にも応用が期待される革新技術。

系統用蓄電池の運用において、需給調整市場の一次調整力(10秒以内の応答)や二次調整力①(5分以内の応答)では、瞬間的な充放電応答性能が極めて重要。従来のLFP電池は安全・コスト面で優れる一方、エネルギー密度や急速充電性能ではNCM(ニッケル・コバルト・マンガン)系に劣るとされていたが、本Shenxing技術はその弱点を克服しつつある。

CATLは2025年5月に香港証券取引所に上場し、世界最大規模のIPOで約8000億円規模の資金調達を計画するなど、グローバル展開を加速。日本の系統用蓄電池プロジェクトでもCATLセルの採用例が増えており、最新技術の系統用への波及は日本市場にも近い将来直接的な影響を及ぼす。各社の系統用蓄電池の技術更新スピードや、市場サービス品質向上の競争に拍車をかける動向となる。

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