米Ford Motor Companyは、中国CATL(寧徳時代)とのLFP(リン酸鉄リチウム)電池ライセンス契約を活用し、大規模定置型エネルギーストレージシステム(ESS)用電池の生産を開始したと報じられた。EV事業の苦戦を受けた事業多角化戦略の一環。
FordはミシガンEV専用バッテリー工場(BlueOval Battery Park Michigan)でCATLのLFP技術を採用してEV用電池を生産する計画だったが、米国EV市場の鈍化とCATLとの提携への政治的逆風を受けて、用途を定置型蓄電池にシフトする選択を下した形。LFPは長寿命・低コスト・高安全性という特徴から、系統用蓄電池の主流ケミストリーとなっている。
米国系自動車大手が定置型蓄電池市場に本格参入する動きは、グローバルBESS市場の競争構造を大きく変える可能性がある。Tesla(系統用Megapack)に続き、Ford・GM等も定置型蓄電池に注力すれば、米国製造拠点と海外メーカー(CATL等)の技術ライセンスを組み合わせたハイブリッド供給体制が形成される。日本市場にも、米国製・米中合弁ブランドの蓄電池が新たな選択肢として登場する可能性がある。
※本ニュースは公開報道に基づき編集部が整備した速報です。詳細は出典URL・関連事業者の公式発表をご参照ください。