レジル株式会社は、EV(電気自動車)を『走る蓄電池』として活用したマンションBCP(業務継続計画)の実証に成功したと発表した。同社独自のメカニズムで停電を検知し、マンション住民や近隣のEVから電力を借りて自動切替で供給する仕組みを実現。マンション居住者にBCP電源を提供する新事業モデル。

EVは大容量バッテリー(40〜100kWh級)を搭載しており、家庭用蓄電池の数倍〜10倍の容量を持つ。停電時にこのバッテリーから建物に電力を供給するV2H(Vehicle to Home)/V2B(Vehicle to Building)の技術は、災害対応の有力な選択肢として近年注目されている。レジルの実証は、複数のEVから電力を集約してマンション全体に供給する仕組みを実現した点で先進的。

マンションは戸数が多いため停電時に必要な電力量も大きく、定置型蓄電池だけで全戸をカバーするのは経済的に困難。EVを活用すれば、住民や近隣の自動車所有者の協力のもと、可動型バッテリーとしての活用ができる。災害時の地域コミュニティの相互扶助モデルとしても意義深く、自治体・大規模マンション管理組合からも注目される取り組みとなっている。

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