東京ガス株式会社は2025年11月25日、岡谷台鋼機と連携して北海道苫小牧市において『苫小牧蓄電所』を建設すると発表した。商業運転開始は2028年以降を目標とする。首都圏ガス大手の東京ガスが北海道に系統用蓄電所を整備する案件として、地域戦略の幅広さを示す。

苫小牧は北海道の物流ハブで、製紙・自動車・データセンターなど産業電力需要が大きい立地。苫小牧周辺の再エネ発電所と組み合わせれば、需給バランス調整とJEPX/需給調整市場での収益機会の双方を確保できる。岡谷台鋼機は機械装置製造で実績ある企業で、施工パートナーとしての参画と見られる。

東京ガスは2026年3月時点で『2GW級の蓄電池ポートフォリオ構想』を打ち出しており、東京ガス・しろくま電力・JERA等との連携で大規模BESS展開を加速している。本苫小牧案件はその一環で、東京ガスのBESS事業が首都圏外への拠点拡張フェーズに入ったことを示す重要シグナル。北海道での蓄電所立地は、北海道電力エリアの再エネ余剰吸収と本州への送電制約緩和の両面で意義がある。

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