Daigasグループ(大阪ガス)は2025年6月20日、北海道千歳市における系統用蓄電池設備の着工を発表した。出力25MW・容量50MWh規模で、商業運転開始は2027年1月を目標とする。Daigasグループにとって北海道での蓄電所案件としては有数の大型プロジェクトとなる。

千歳市は北海道有数の産業立地で、空港・物流・データセンター需要も急拡大している地域。再生可能エネルギー電源も豊富で、需給調整需要と立地条件の両面で系統用蓄電池に有利な環境。Daigasグループは関西を地盤とする総合エネルギー大手だが、再エネ・BESS事業では地理的展開を積極化しており、北海道進出はその戦略の中核。

同社は別途、兵庫県姫路市の発電事業で長期脱炭素電源オークションを落札しているほか、GSユアサと新型PCS共同実証契約も締結するなど、BESS関連の取り組みを多面的に推進している。本千歳案件の着工により、関西・北海道・全国規模でのBESS展開ポートフォリオが具体化されつつある。2027年1月稼働は需給調整市場・容量市場の運用が成熟したタイミングで開始する形となり、収益化の確度が高いと見込まれる。

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