セミクロンダンフォスとヘッドスプリング株式会社は、エネルギー貯蔵システム(ESS)用途に最適化した小型・高効率の電力変換システム(PCS)を共同開発したと発表した。系統用蓄電池の主要構成要素であるPCSの効率と設置スペース効率を両立する新製品。

系統用蓄電池におけるPCSの位置付けは極めて重要で、変換効率はそのまま蓄電池の収益性(充放電ロス)に直結する。SiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)など最新のパワー半導体技術を活用することで、従来比で数%の効率向上を実現する設計と見られる。

系統用蓄電池の建設コストの中でPCS関連費用は2〜3割を占め、設置スペースを縮小できれば土地確保の難易度も下がる。蓄電池本体(セル)の中国製シフトが進むなか、PCSは欧州・日本勢が技術優位を保つ領域として、業界の新たな注目分野となっている。

※本ニュースは公開報道に基づき編集部が整備した速報です。詳細は出典URL・関連事業者の公式発表をご参照ください。