オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:山田 義仁、以下オムロン)は、現行の高圧受電設備用保護継電器K2シリーズを大幅に機能アップし、受電盤の設計・保安点検・運用の課題解決を実現した新K2シリーズとして12月1日より発売開始しました。

<製品の外観>


近年、国内のエネルギー関連市場は多様な変化を見せており、2012年夏に始まった再生可能エネルギーの固定価格買取制度(以下FIT法)をはじめ、本年スタートした電力小売全面自由化や改正FIT法など、エネルギー需要と供給のバランスを保ち、安全に効率よく使用するためのニーズはますます広がりをみせるものと思われます。

当社は創業以来、電力系統や建物内の電源回路の安全を守る高圧受電設備用の保護継電器をご提供してまいりました。この度発売する新K2シリーズは、25年のロングラン商品であるK2シリーズを大幅に機能アップし、業界で初めて(※1)継電器の新しい動作特性を搭載することで設計工数の短縮を実現しました。国内の受電設備市場においては、東京オリンピックによる関東エリアでの施設の新規建造や80年代頃に建設された施設のリプレ-スなど、2020年に向けて受電設備向け機器の需要増が見込まれると思われます。本シリーズは複雑化が進む施設内の電力系統に対し、保護協調設計の工数増加を軽減する機能や、高圧受電盤の設計工数および検査・点検に関わる作業時間を短縮する機能・仕様を実現したものです。

<主な特長>
1.業界初!(※1)継電器の新しい動作特性を搭載することで保護協調の設計工数を約10%削減。
保護継電器の役割は電力系統の事故(故障)が発生した場合、事故を検出し、すみやかに事故区間を切り離し、他の健全回路を守るものです。事故による異常を継電器が検出し処理する過程において、他の健全回路が誤って動作しないよう、保護機能が相互に協調をとりながら健全回路へ給電を継続することを保護協調といいます。
新OCRでは、業界で初めて過電流継電器の瞬時特性に調整機能を追加。従来数日を要した保護協調設計の自由度が高まり、電力会社ごとの保護協調に柔軟に対応でき、設計工数の約10%削減を可能としました。


2.正面に点検用接点を追加、受電盤内に入ることなく継電器の動作試験が可能

出典・関連情報